sabakubakubakuの日記

発達障害児を育てる発達障害ワーキングマザーの日記

日常の困り感 ー 枝葉にこだわる、謝れない

仕事上や日常生活で困っている事を思い浮かべながら、これって自閉的な発達特性が原因かもと思った事や、実行している対応方法などについて、いろいろ書いてみようと思います。

 

「物事が決められない、判断力が低い」

「細かいことにこだわり過ぎてしまう」

 私の場合、何かを決めないといけない時に、周囲の人が自然にスルーしている様な事が気になって仕方がないという事が度々ある。誰かが「こうでこうで、こうだから、こうしよう」と発言すると、「でもこういう場合もあるよね、こういう可能性もゼロではないし。そもそもその判断の根拠が本当に正しいか検証が必要なのでは」などと、いろんな事が頭の中を占めてしまう。

 でも今までの経験上、それを口に出して指摘すると、しかもその発言者が場の中心的な人物だったり、発言内容が大半の人たちに支持されていたりすると、「じゃああなたが勝手に決めなよ。私たちは知らないから。」もしくは「そんなに言うなら自分で確認して下さい。」といった事になりがちなので、たいてい黙っている。そして黙っていると、何も考えていないんだな、鈍くて話について来れていないのかも、等と受け止められてしまう事になる。

 また、何かの資料を作っているときも、あれも盛り込まないと、この点にも触れないと、ここはこういう前提だと補足しないと、などといったことが次々に出てきて、いつまで経っても完成しない。やっとこれでいいと思える内容で仕上がった頃にはとっくにタイミングを逃していて、役に立たない資料になっていたり、情報が多すぎて重要なポイントが分かりにくく、誰にも読まれなかったりといった事になってしまう。 

 細かいことにこだわってしまう(全体像ではなく細分に目が行ってしまう)、考えられる可能性の重要性がどれも同じに思えてしまう(ゼロイチ思考)、といったことが原因なのかも知れないと、最近思う様になった。自閉症の原因と聞いた、脳神経の刈り込み不足という話も思い起こされる。

 いろいろな可能性に思いを拡散させてから、「あ、でも定型発達の人が気にする範囲はこのへんまでかも」と収束させることができたら、ちょうど良い気がする。自分が、細かいことが見えすぎる「自閉メガネ」をかけている事に気づき、その度数を調整するという感じのことが意識的にできたら、困り感を減らせるのかも知れない。

 

「謝るのが苦手」

「言葉へのこだわり」

 いつか出席した自閉症のセミナーで、「一番病」という言葉を聞いた事がある。ゲームで自分が負けるのが我慢できない、スポーツなどで1位にならないと気が済まない、という、自閉症の参考書によく書いてあるあれだ。

 うちの息子にもその傾向があり、家ですごろくやトランプをしていて自分が負けそうになると途中でゲームを終わりにしようと言い出したり、盤面をひっくり返したりする事が時々ある。私自身には子どもの頃にそういった事をした記憶がないので(忘れているだけかも知れませんが)、ああ、息子には出たんだなと思っていたのだが、最近やっぱり自分の中にもそういった面があることに気がついた。

 どうやら私は、誰かに謝罪すると相手に負けたような気がして謝れない事があるらしい。いつも誰に対してでもという訳ではないが、大概は似たタイプの相手に対してそういう感情が起きる事に気がついて、あ、これって一番病の一種かもと思ったら、謝ることが少し楽になった。「謝る=負け」というこだわりの存在に気づき、葛藤から距離を取れる様になったのかも知れない。

 また次に、実際に謝る段階では、特にそれがメールで謝罪文を書くような場合だと、「こう書くとこういう意味にも受け取られてしまうかも知れない、じゃあ何々もお前の落ち度だと突っ込まれるかも知れない、でもこの点に触れないと前後関係が成り立たない、かと言ってくどくど細かく書くと謝っている感が薄まってしまう」などと、延々と考えてしまい、大して重要性のないメールを1通書くのに1時間かかってしまったりする。

 そんな時にいつも思い出すマジックワードがひとつある。昔の職場の上司が社外に公表する文章を考えていて煮詰まったときに、「そうだ、日本語がよくわからない人が書いたという事にしよう」と宣言して、よくよく見ると論理が微妙に飛躍している文章を、もうこれでいいやと決定稿にしてしまったのだ。

 私も大抵、文章を書いていて深みにはまりそうな時は、この言葉を思い出して適当に切り上げることにしている。そもそも、他人の書いた文章なんて、大概適当に読み飛ばしたり、読み手の思い込みに沿って曲解されたりするのだから、その程度で良いのかも知れない。

 

 まだまだいろいろあるけど、くたびれたのでまた後で続きを書こう。今日はもう、薬のんで寝ようかな。