sabakubakubakuの日記

発達障害児を育てる発達障害ワーキングマザーの日記

困り感の続き3 ー 先延ばし癖がひどい

「いやな課題に取り組むのが苦痛で先延ばしにしてしまう」

「ぎりぎりにやっても何とかなると思っているので、事前に何かをする意欲が持てない」

 自閉傾向のある人の中には、記憶力がとても強かったり、見た物を写真の様に鮮明に覚えていることができる人が珍しくないと聞く。どうも、だんなも息子もそう言った傾向があるらしい。だんなは学生時代、教科書をじっと見ていると、文字をそのまま覚えることができて、他の人もそうだと思っていたらしい。

 私もそこまでではないけれど、強く印象に残っていることなら頭の中に静止画の様なものが思い浮かぶし、子どもの頃の出来事を思い出して、つい昨日のことに感じる事もよくある(自閉傾向がなくても大体皆そうなのかも知れないけど)。

 だから何なのかと言うと、自閉症スペクトラムがあると、過去の出来事のネガティブな印象をいつまでも忘れない(忘れたくてもそれが出来ない)ので、一度嫌な思いをしたことは二度とやろうとしないと言うのは本当なんだろうと思う。

 私は職場でよく、気の進まない仕事を先延ばししてしまい、後で締め切りに追われ、もっと早く、事前にやっておけば良かったのにと思う羽目になる事が、非常に多い。自分でもかなり理解に苦しむ程、先延ばし癖がひどいのだ。

 先延ばししてしまう仕事に共通点がないかと、特徴について考えてみたところ、私の場合は下記の様なことが思い浮かんだ。

1:何となく面倒くさそうに見える(初めての仕事)

2:ややこしくて取り掛かり方がイメージできない(初めての仕事)

3:以前やったときに、手間や時間がかかって嫌な思いをした(経験のある仕事)

4:以前やったときに、ぎりぎりに取り掛かって何とかなった(経験のある仕事)

 1と2は、視覚的な印象がネガティブだと気持ちのスイッチが入りにくいという事なのかも知れない。3と4は、過去の記憶が頭から離れずにこだわりに様なものになってしまい、行動がパターン化してしまった様に思える。いずれも、過去の嫌な記憶に引きずられてスタートダッシュが遅れたり、ぎりぎりにやって何とかなったと学習(誤学習?)している事が原因なのではないかと思う。

 私が過去のトラウマ体験を臨床心理の先生と癒すワークをした時はいつも、嫌だったことや傷ついた出来事を思い出して、それを好ましい体験のイメージと置き換える(父や母にこんな事を言われたが、そうではなくてこう言ってほしかったといった事を考え、その場面で言ってほしかったこと、してほしかったことが起きている場面を思い浮かべる)という事をした。他の人にこの方法が有効かどうかは分からないし、嫌な出来事の詳細を具体的に思い出さない方がトラウマワークがスムーズになるという話を聞いた様にも思う。ただ少なくとも、私にはこのワークは有効だったと思っている。

 それならばおそらく、過去一度やって嫌な思いをした仕事や、締め切り間際にやっつけ仕事をして何とかなってしまった記憶も、好ましい方法で仕事をして、快い結果が得られた体験のイメージと置き換えれば良いのではないだろうか。カウンセラーの助けを借りずに自分ひとりで出来るかどうか分からないけれど、今晩眠る前に瞑想してみようかと思う。

 また、複雑で面倒くさそうに見える仕事をやらなくてはならない時に、ぐずぐずしてしまいエンジンがかからない時は、取りあえずその仕事の中でも簡単そうに見えるところから手を着けてみるのも有効だと思っている。「闇雲に取り掛からずに、まず全体を把握して計画を立ててから始めるべき」と言う人もいるし、私の心というか脳のなかにもそう囁く何かが棲んでいる様な気もする。でも、見えないものについて考える力が弱い人間にとって、全体を把握するなどという事は、かなりハードルが高いし、考えてみたとしても見方が歪んでいて間違った結論になったり、えらく時間が掛かったりしてしまうのだ。時間をかけて間違った計画を立てる位なら、分かりやすい所から手を着けて、感触をつかみながら見通しを立てたって、悪くはないと思う。